事業レポート
2025年3月21日
令和6年度 子ども文化芸術事業「アーティストとであう」
当財団では、子どもたちの想像力・創造力・表現力などを育み、文化芸術に親しんでもらうことを目的に福岡市の小学校に国内外で活躍中のアーティストを派遣する「アーティストとであう」を実施しています。令和6年度は、6ジャンル13プログラムを実施しました。
【ダンス】オリジナルダンス体験
講師:真崎 千佳(振付家・ダンサー)、山本 泰輔(振付家・ダンサー)、下田 絢香(振付家・ダンサー)
子どもたちの身近なものを題材に想像をふくらませ、みんなでオリジナルのダンスを踊ります。体を使った遊びや友だちとの関わりの中から、互いの違いを認め合い、新しい自分を発見します。よりダンスや表現を身近に感じることができます。
【演劇】想像力をみがこう
講師:有門 正太郎(演出家・俳優/有門正太郎プレゼンツ)
絵や写真を見て想像を広げ、自分だけのストーリーをつくります。同じものを見ていても、感じ方、見え方は人それぞれ。 一人ひとりとの対話を通して感性の違いを認め合い、想像することの楽しさを学べるプログラムです。
【美術】アートワークショップ
講師:津島 タカシ(イラストレーター)、村上 信理 (絵本作家・イラストレーター)
絵具やクレヨンなどをダイナミックに使って子どもたちの自由な感性を引き出し、みんなで多様な表現活動を楽しみます。
【音楽】室内楽アンサンブル
講師:九州交響楽団メンバー
九州交響楽団メンバーによる室内楽アンサンブルの生演奏を鑑賞します。オーケストラを構成する楽器と音楽について、その仕組みや魅力を分かりやすく伝え、クラシック音楽を身近に感じることができます。
【音楽】マリンバ
講師:CiLi(パーカッション パフォーマンス アンサンブル/岩﨑 雅子、村岡 慈子、若菜 陽子)
「マリンバ」のプロによる演奏です。様々な打楽器の種類や音色を知ることができ、マリンバの圧倒的な響きや、子どもたちも参加してのボディパーカッションでリズムの世界を体験します。
【音楽】無限にひろがる音の世界
講師:Visions(ピアノ塚本 美樹、ベース&パーカッション間村 清)
絵本とオリジナル曲のコラボコンサートを鑑賞します。おなじみの曲を世界のリズムにアレンジして体験。グループワークでは、ユニークなパーカッションを使って、子どもたちが絵本のシーンに音の演出をします。
【日本伝統文化】筑前琵琶
講師:尾方 蝶嘉(筑前琵琶奏者)
福岡・博多発祥の伝統楽器である「筑前琵琶」の演奏を全員が体験します。ある物語を題材に、グループワークを通してそれぞれの場面に合う音を考え、物語を完成させ発表に繋げます。
【日本伝統文化】箏(こと)
講師:箏曲鶯絃会(河原 伴子、河原 抄子)
日本の伝統楽器である「箏」を間近で見て、演奏を聴き、音色の美しさを体感します。演奏の作法からは、姿勢や礼儀作法などの日本の文化を再認識することができます。
【日本伝統文化】能
講師:福岡市能楽協議会
能楽は日本の代表的な古典芸能の一つで、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。体育館を能舞台に見立て、能楽師による「船弁慶」(一部) 実演を鑑賞します。その後、能の中の謡や舞、お囃子の笛や鼓、太鼓の楽器体験をします。
【日本伝統文化】狂言
講師:福岡市能楽協議会
体育館を能舞台に見立て、福岡市内外で活躍している狂言師による狂言の解説や「柿山伏」 実演を鑑賞します。その後、児童全員が型やせりふを体験します。※令和6年度は大濠公園能楽堂でも実施。
【国際文化】韓国伝統芸能
講師:韓ソリ(韓国伝統打楽器グループ)
韓国伝統打楽器である砂時計型の両面太鼓「チャンゴ」の演奏を全員が体験できます。韓国に古くから伝わる楽器が織りなす音楽とリズムをきっかけに、文化や風習の解説を聞くことで韓国の文化とであう楽しみが広がります。
【国際文化】馬頭琴
講師:DORAN 馬頭琴楽団
「スーホの白い馬」で知られている、モンゴルの大草原から誕生した民族楽器「馬頭琴」の演奏と現地の画像でモンゴル文化に触れることができます。民族衣装を着たり、楽器の演奏体験もできます。
【国際文化】西アフリカ伝統芸能
講師:GEKIDAN☆AFRICA
非言語コミュニケーションである西アフリカのダンスや伝統楽器による演奏を体感します。まるでミュージカルのような舞台に引き込まれ、子どもたちも一緒に音を作り出すボディパーカッションで五感を揺さぶります。